お知らせ
令和6年度ジェンダーダイバーシティ部局応援プロジェクトの支援・取組の紹介について
2025.07.03
本学では、全学的なダイバーシティの推進による教育研究の更なる活性化を図るため、部局が主体的に自組織の課題を把握し、必要な対策を計画・実践する「オーダーメイド型事業の推進」の基盤形成を促進させることを目的として、「ジェンダーダイバーシティ部局応援プロジェクト」による支援を行っています。
令和6年度は、「部局を支援する取組」6種、「教職員を支援する取組」4種の募集を行い、8部局 18件(部局支援 6部局8件、教職員支援 5部局10名)の支援を行いました。
支援した部局、教職員の成果、効果、感想等を紹介します。
部局を支援する取組
医学部医学科
歯学部
工学部
農学部
大学院自然科学研究科
大学院保健学研究科
教職員を支援する取組
研究と生活の両立を支える支援員の配置
- 夜間や休日の時間を育児や家事に割かざるを得ないため、調査や実習などの出張の事前の準備や事後のまとめに、満足な時間を確保できない状況でしたが、支援員のサポートにより、平日の日中に準備や調査結果の分析のための時間を確保することができました。
その結果、学会発表、著書の執筆、投稿中の英文論文の査読対応作業を進めることができました。本制度の恩恵は非常に大きいと実感しました。
(准教授、男性) - 支援員に実験データの整理及び資料作成を実施してもらいました。
英語の資料を作成し,ネイティブチェックによる細かい間違いに対して修正することができました。(准教授、男性) - 教務補助及び実験補助業務への謝金に使用しました。これらの業務補助をつけることにより、授業や委員会業務、博士後期課程及び学部生の研究指導を円滑に進め、さらに、自身の研究の論文投稿、実験、次の学会の発表及び論文投稿の準備をすることができました。(准教授、女性)
- 支援員に測定検査を実施したデータを分析してもらいました。私一人で全ての分析を実施することが時間的に難しかったため、データを整理してもらい、分析方法の選定から実際の分析まで実施してもらって、所要時間を大幅に短縮することができました。
研究のほかに学部生の実習指導や講義等も行わなければならなかったことから、支援していただけたことは、大学の業務と育児を両立していく上で大変助かりました。(助教、女性) - 支援員に実験動物の飼育管理をしてもらいました。
その時間を利用して論文執筆に集中することができ、年度内に論文を完成させて投稿することができました。(助教、女性)
新規採用女性教員へのスタートアップ研究費の助成
- 研究費では不足する試薬を購入しました。このことにより、良質な実験結果が得られました。(助教)
- 海外調査の旅費の不足分に充当し、調査を無理なく実施することができました。
また、研究に必要な備品を購入し、調査の事前準備の効率が向上しました。研究環境を整えたことにより、授業準備等、教育の面でも大いに役立てることができました。(助教) - 研究を遂行する上で必要となる試薬、消耗品を購入しました。これにより、日々の実験のみならず、共同研究におけるサンプル解析や遺伝子研究を進展させることができました。(助教)
- 研究に必要な消耗品を購入し、今後の解析に必要な新技術の開発に成功しつつあります。当該技術を用いてプロファイリングを行い、1年以内を目途に論文投稿をすることを目指しています。(助教)
- スタートアップにあたり、プロジェクト遂行のために必要な解析ソフトウェアの購入費用に使用することで、国際学会にて当該研究の成果を発表する機会を得ました。(准教授)